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クロユキ
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2020年にFXを開始し億トレ達成📈 現在は毎日LIVEで初心者向けに「勝てる考え方」と手法を解説。商材は一切販売せず、YouTube&書籍ですべて公開しています。"わからない"を"わかる"に変えるお手伝いをします📺

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【チャートパターン攻略まとめ】ブロードニングフォーメーションは“反発狙い一択”!勝ちやすい出現位置とエントリー手順を体系化

上手くいった相場で共通していたのは、メガホン型(ブロードニングフォーメーション)をライン反発で拾い、ほかの王道パターンは“出現位置”を厳選して使うことでした。ブレイク追随だけに頼ると返されやすく、特にメガホンは往復ビンタの温床になりがち。そこで僕自身は、上位足で形を把握し、下位足で反発のきっかけを待つ運用に切り替えました。

理由はシンプルです。メガホンは高値・安値を同時に更新する不安定相場で、ブレイク失敗が多発します。いっぽう、反発エントリーは損切りが明確で、ラインを実体で抜けたら即撤退というルール化が可能。王道のダブルトップや三尊、フラッグなども、上位足のトレンド/抵抗帯という“場所”が整ったときだけ威力を発揮します。

気付きは二つあります。ひとつは、教科書どおりの完璧な形はほとんど出ないという現実。もうひとつは、自分の「定義」を数値で持たない限り、検証と実弁の再現性が崩れることです。例えばダブルトップの左右差は何pipsまで許容するのか、サードアタック失敗をどう評価するのか、曖昧だと都合よく解釈して負けを招きます。

そこでの改善が、出現位置の固定化+反発優先の執行+数値基準の言語化です。上位足で環境を把握し、下位足では“転換の合図”を待ってから入る。さらにチャネルやトレンドラインを活用して目標と損切りをあらかじめ置き、パターンごとに許容誤差を明文化する。こうした一連のプロセスを通すことで、感覚に頼らない再現性のあるトレードへと近づけるようになりました。

過去の反省を踏まえて整えた現在の基本方針は次の通りです。

  • メガホン型はブレイク追随よりライン反発エントリーを最優先
  • 上位足で場所を固定し、下位足で転換サインを待ってから入る
  • ダブルトップ/三尊/フラッグはチャネル併用で目標と撤退を数値化
  • サードアタック失敗は転換加速のシグナルとして重点監視
  • 定義の言語化(左右差許容pips・失敗条件・撤退条件)で再現性を確保
  • メガホンは利確はほどほど、返しやすい相場では半値や直近目標で手仕舞い
  • 教科書的な完璧形は稀。“崩れた形でも使える基準”を持つことがポイント
目次

チャートパターンを使う前に意識すべきこと

教科書通りの形は出にくいという現実

相場で目にするチャートパターンは、教科書に載っているような綺麗な形ではほとんど現れません。多くの場合は左右非対称であったり、途中でノイズのような動きが入り込みます。にもかかわらず「これは完璧なダブルトップじゃないから使えない」と判断してしまうと、せっかくのチャンスを逃すことになります。

僕自身も最初は「理想的な形だけ」を探していましたが、それではエントリー機会が極端に減り、検証結果と実際のトレードが噛み合いませんでした。むしろ、多少崩れていても機能する場面は多くあります。大事なのは形の美しさよりも、相場の流れの中でそのパターンが意味を持つかどうかです。

つまり、チャートパターンを盲目的に教科書通りに求めるのではなく「不完全な形をどう扱うか」をあらかじめ決めておくことが、現実の相場で活かすための前提条件になります。

出現位置と時間軸が勝率を左右する

チャートパターンそのものよりも重要なのは「どこで出たか」という出現位置です。例えばダブルトップが15分足に出ても、上位足が強い上昇トレンドの最中であれば、簡単に突破されて失敗に終わることが少なくありません。

一方で、4時間足や日足で抵抗帯に差し掛かっている場面で同じダブルトップが出れば、流れが反転するきっかけになりやすいです。時間軸が大きいほど市場参加者に意識されやすく、信頼度も高まります。

僕自身の経験では「小さい足で形を見つけ、大きい足で環境を確認する」という組み合わせが最も安定しました。パターンそのものを探すのではなく、まず上位足で“場所”を決めてから、下位足でサインを待つことが勝率を底上げするポイントです。

パターンごとの「定義」を数値化する重要性

チャートパターンを活かす上で欠かせないのが「自分なりの定義を数値で決めておくこと」です。例えばダブルトップなら左右の山の高さが何pipsまで許容できるのか、三尊なら右肩がどの程度まで上がったら“崩れ”と判断するのか、といった基準です。

基準があいまいなままでは、検証時と実際のトレードで判断がぶれてしまいます。結果として「検証では勝てたのに、リアルでは負ける」といった矛盾が生まれやすくなります。

定義を数値化することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 検証と実践で同じ基準を適用できる
  • 自分にとっての“有効な形”と“無効な形”を明確にできる
  • 曖昧な裁量判断を減らして再現性を高められる

僕自身は、許容できる左右差やエントリーの失敗条件を数値で言語化してから、トレードの安定度が大きく向上しました。感覚任せではなく「ルールに合致するかどうか」で判断することが、長期的に勝ち残るための基盤になるのです。

ブロードニングフォーメーションの実践活用

不安定相場での特徴とエントリー戦略

ブロードニングフォーメーションは、高値も安値も同時に更新していく「メガホン型」の形で、相場が不安定になっているサインです。通常の三角持ち合いが収束に向かうのに対し、こちらは拡大していくのが特徴で、値幅も大きくなるため往復で取れる可能性があります。

エントリーは大きく分けて「ライン反発」と「ブレイク追随」の2つです。ブレイクは一見わかりやすいように見えますが、実際には騙しが多く、入った瞬間に逆行して損切りになることも珍しくありません。

僕自身もブレイクを狙って痛い思いをした経験が多く、今では反発狙いを基本にしています。反発であれば損切り位置が明確で、ラインを実体で抜けたら即撤退というシンプルなルールを置けます。

おすすめは、2点を結んだラインに3点目が接触したタイミングを狙うことです。上昇局面なら高値ラインでショート、下降局面なら安値ラインでロングを仕掛け、直近の安値や高値を目標にします。こうした形が出れば、上下に振れる相場でも冷静に立ち回ることが可能になります。

時間軸と損切り基準の活用法

ブロードニングフォーメーションは、時間軸によって扱いやすさが変わります。5分足など短期足では頻繁に出現する一方、ノイズで形が崩れやすい欠点があります。逆に4時間足や日足で出れば信頼度は高いですが、チャンスはそう多くありません。

そこで僕自身は「上位足で形を認識し、下位足で具体的な転換サインを待つ」という流れにしています。これなら大きな環境認識と細かいエントリータイミングを両立できます。

損切りは明確に設定することが大切です。ラインを実体で抜けた時点で即撤退、あるいは直近の小さな戻りや押しを基準に置く方法も有効です。こうした基準を決めておくことで、曖昧な裁量を排除できます。

また、利確も「欲張らず、ほどほどに」が基本です。値幅が大きいからといって最後まで取り切ろうとすると、反転に巻き込まれることが多いため、半値や直近の節目で確実に利益を確保する方が安定します。

このように、時間軸と損切り・利確のルールを組み合わせることで、ブロードニングフォーメーションを現実的な武器として活かすことができます。

王道チャートパターンの攻略ポイント

ダブルトップ・ダブルボトム

ダブルトップやダブルボトムは、最もポピュラーで多くのトレーダーが注目する形です。山や谷が二度試されたことで「価格がその水準で抑えられている」と認識されやすく、反転サインとして強い意味を持ちます。特に上昇後のダブルトップや、下降後のダブルボトムは、流れの転換を示すシグナルとして非常に有効です。

ただし、どの時間軸で出現したかが重要になります。例えば15分足でダブルトップが出ても、上位足が強い上昇トレンドなら失敗に終わりやすいです。一方で、4時間足や日足の抵抗帯で現れた場合は、大きな流れが変わるきっかけになりやすく、勝率も高まります。

僕自身も小さな足だけで飛び込んで失敗した経験が多く、今では必ず上位足の環境認識を先に行っています。

さらに、左右の高さの差をどう捉えるかも事前にルール化しておくことが大切です。例えば「左右差は20pipsまで許容する」といった基準があると、検証と実践で一貫した判断ができます。

ダブルトップ・ボトムを活かすためのポイントは以下の通りです。

  • 出現位置は必ず上位足の環境認識と合わせて確認する
  • 左右の高さの差は事前に数値でルール化する
  • 形の綺麗さではなく、抵抗帯やトレンドとの組み合わせを重視する

これらを徹底することで「なんとなく形に見えたから入る」といった曖昧なエントリーを避けられるようになります。

三尊天井・逆三尊(ヘッド&ショルダー)

三尊天井や逆三尊は、ダブルトップやボトムに比べてやや複雑ですが、その分だけ強力な転換シグナルになることが多いです。左肩・頭・右肩という3つの山や谷が形成され、右肩から大きく反転していく動きは、多くのトレーダーが注目するため値動きも力強くなりやすいです。

特に注目すべきは「左肩の安値(または高値)を割り込んだかどうか」です。これを確認せずに右肩だけでエントリーすると、まだトレンドが継続している可能性が高く、失敗するリスクがあります。

僕自身もこの確認を怠ったときに「ただの押し目買いに踏み上げられる」経験をしました。それ以来、必ず左肩を割ったかどうかを判断基準にしています。

もう一つ有効なのはエリオット波動との組み合わせです。左肩割れの時点で下降の第1波が完成、右肩形成が第2波、そこからの下落が第3波となるケースが多く、大きな値幅を取りやすいのです。

三尊を狙う際の判断基準としては、次の点が有効です。

  • 左肩の安値(または高値)を割っているか確認する
  • 右肩は第2波の調整と考え、そこから第3波を狙う
  • 波動やトレンド全体と組み合わせて精度を高める

こうした条件を満たす場面だけを狙うことで、三尊のシグナルを確度の高い武器に変えることができます。

フラッグとペナントの狙い所

フラッグは、トレンドの中で一時的に調整が入ったときに現れるパターンです。上昇中であれば上昇チャネルを形成し、下降中であれば下降チャネルを作ります。このときに注目すべきは「トレンド方向と逆向きの調整」である点で、調整が終われば再び元のトレンドに戻りやすい特徴があります。

僕自身はフラッグとダブルトップの組み合わせを好んで狙っています。たとえば下降トレンドの調整上昇でフラッグを形成し、その中で小さなダブルトップが出れば、戻り売りの根拠が二重に重なるため、非常に勝ちやすいポイントとなります。チャネルを引いておくと、利確の目標値や損切り基準も明確になり、トレードの再現性が高まります。

ペナントは三角持ち合いの一種で、値動きが収束していく形です。どちらに抜けるかは予測できないため、基本はブレイク方向についていきます。特に上位足で強いトレンドが出ているときは、その方向に抜ける可能性が高く、確度も上がります。

この2つを効果的に活かすには、以下を意識することが重要です。

  • フラッグはトレンド方向の調整と認識する
  • ペナントはブレイク方向についていくのが基本
  • チャネルを引いて利確と損切りを明確にする
  • 上位足のトレンド方向と一致する形を優先する

整理して意識することで、調整局面を単なるノイズではなく、利益につながるチャンスに変えられます。

アセンディング/ディセンディングトライアングルの特徴

アセンディングトライアングルは安値が切り上がり、高値が一定の水準で止められる形で、買い圧力が徐々に強まっている状態を示します。

逆にディセンディングトライアングルは高値が切り下がり、安値が水平で止まっており、売り圧力が優勢になっている形です。いずれも「エネルギーが溜まっている相場」といえ、抜けた方向に大きく動きやすいのが特徴です。

ただし、必ずしも想定通りの方向に抜けるとは限りません。例えばアセンディングなら上抜けを期待する場面でも、下に割れて大きく崩れることもあります。そのため「抜けた方向についていく」という基本を忘れず、一度戻りを待ってから入る方がリスクを抑えられます。

僕自身は、アセンディング/ディセンディングを単独で判断するのではなく、上位足のトレンドと組み合わせるようにしています。トレンド方向と一致した抜けであれば確度が高まり、逆方向なら見送る。このシンプルなルールに従うことで、余計な損失を減らすことができました。

トライアングル系パターンを扱う際の注意点は次の通りです。

  • 抜ける方向は事前に決めつけず、抜けについていく
  • 戻しを待ってから入ることで騙しを回避する
  • 上位足のトレンドと方向が一致しているか確認する

こうした視点を持つだけで、トライアングルをより信頼できるシグナルに変えられます。

応用的なチャートパターンと注意点

ウェッジと転換シグナルとしての使い方

ウェッジは、トレンドの勢いが徐々に弱まっているときに現れる形で、安値の切り上げや高値の切り下げが鈍化しているのが特徴です。特に上昇ウェッジの場合は、高値更新のスピードが遅くなり、売り圧力が強まる転換シグナルとして意識されやすいです。

僕自身は、ウェッジ単体ではなく「ダブルトップ」や「ダブルボトム」との組み合わせを意識しています。例えば上昇ウェッジの中で小さなダブルトップが出たときは、転換の確度が格段に高まります。この重なりが出た場面では、リスクリワードも良く、安心して仕掛けやすいです。

ウェッジを活かす際に意識すべき点は以下の通りです。

  • 高値や安値の更新幅が徐々に小さくなっているか確認する
  • 単体で判断せず、他のパターンや抵抗帯と重ねる
  • 抜けた方向についていくよりも、転換の合図として使う

こうした視点を持つことで、ウェッジを単なる形ではなく「トレンド転換のシグナル」として利用できるようになります。

ソーサートップ/ボトムとカップウィズハンドル

ソーサートップやボトムは、緩やかにカーブを描きながら反転していくパターンです。見た目は分かりやすいですが、実際のトレードでは明確なエントリー根拠にしにくいため、積極的に狙うのは難しいという側面があります。僕自身もほとんど使うことはありません。

一方、カップウィズハンドルは、カーブの動きに加えて「最後の小さな押し戻し」が加わる形です。この小さな調整が終わった後は、反転のエネルギーが一気に解放されやすく、下落や上昇に強くつながることがあります。意識して探す必要はありませんが、出現した際に「戻しを待ってから仕掛ける」判断に役立ちます。

これらのパターンで押さえるべき点は以下の通りです。

  • ソーサートップ/ボトムは形が曖昧で信頼度は低い
  • カップウィズハンドルは「最後の小さな抵抗」が鍵
  • 出現しても単独で使うより、他の根拠と組み合わせる

あくまで補助的な参考シグナルとして扱うことで、無理に当てはめる失敗を避けられます。

ダイヤモンドフォーメーションの難しさ

ダイヤモンドフォーメーションは、一度広がった値動きが再び収束していく複雑な形です。高値と安値を大きく更新した後、徐々に持ち合いに移行していくため、見つけたとしても実際に狙いを定めるのは難しいのが実情です。

僕自身も検証で扱ったことがありますが、他のパターンに比べて再現性が低く、明確なルール化が困難でした。実際の相場では「これはダイヤモンドだ」と決めつけるより、結果的にペナントやレンジに近い動きになると捉えた方が無難です。

ダイヤモンドフォーメーションを理解するうえで重要な点は次の通りです。

  • 値動きが拡大から収束へ移行する流れを示す
  • 狙いを定めるのは難しく、信頼度は低い
  • 実戦では「持ち合いへの移行」として考える方が安全

無理にトレード根拠にせず、参考程度に留めることが賢明です。

レクタングル(レンジ)でのシンプルな戦略

レクタングルは、横ばいのレンジ相場を指します。名前は難しく聞こえますが、実際は単純に「一定の価格帯で上下しているだけ」です。フラッグやペナントと異なり、方向感はなくても「同じ水準で止められている」という事実が明確なので、トレードに使いやすいのが特徴です。

僕自身はレンジ相場をシンプルに「上で売り、下で買う」という戦い方に徹しています。抜けるまで何度も反応するため、損切り幅を小さく抑えられれば、繰り返し狙って利益を積み上げられます。もちろん、ブレイクした瞬間に大きく動くリスクがあるため、必ず損切りを設定することが前提です。

レクタングルを狙う際の基本は以下の通りです。

  • 上限付近では売り、下限付近では買いを狙う
  • 損切りは必ずラインの外に置く
  • ブレイク後の動きに備えてポジション管理を徹底する

シンプルですが、レンジは最も実用的で再現性の高い戦略の一つです。

トレードで活かす実践的な工夫

サードアタック失敗を狙う考え方

相場では「3度目の試し」が意識されやすい傾向があります。価格が同じ水準を3回試して突破できなければ、その時点で多くの参加者が諦め、逆方向に大きく動くケースが増えます。これを「サードアタックの失敗」と捉えることで、転換のタイミングを狙いやすくなります。

僕自身も、トリプルトップやトリプルボトムの場面でこの考え方をよく取り入れています。特に3度目の挑戦に失敗した直後は、逆方向への動きが速くなることが多く、短期的にリスクリワードの良いトレードを組み立てやすいです。

サードアタック失敗を利用する際のポイントは以下の通りです。

  • 水平線を3回試したかどうかを確認する
  • 3度目の挑戦に失敗した直後を狙う
  • 諦めた勢力の手仕舞いによる加速を活かす

この考え方を取り入れることで、トレンド転換の初動を効率的に捉えられるようになります。

スパイクトップ/スパイクボトムでの急転換対応

スパイクトップやスパイクボトムは、短時間で急激な値動きをした後に、反転して一気に逆方向へ動くパターンです。典型的なのは「一気に上昇してから急落する」スパイクトップで、市場の過熱感と反動が重なる場面です。

この動きは波形が整わず、トレンドラインも引きづらいため、判断が難しいと感じる人も多いでしょう。僕自身も最初は見送ることが多かったですが、時間軸を長めにとることで有効に狙えるようになりました。特に1時間足以上で出た場合は、戻しを待ってからエントリーすることで、リスクを抑えて急転換を取ることができます。

スパイクパターンを狙う際に意識すべき点は以下の通りです。

  • 急激な動きの直後に反転することが多い
  • 低い時間足ではノイズが多く判断が難しい
  • 上位足で確認し、戻しを待ってからエントリーする

こうした工夫により、リスクの高い相場でも無理なく対応できるようになります。

利確は「ほどほど」で十分にする理由

相場に慣れてくると「できるだけ大きく取ろう」と考えてしまいがちですが、ブロードニングフォーメーションのような不安定な相場では、利確を欲張ると逆行して利益を逃すことがよくあります。だからこそ「ほどほどで手仕舞う」ことが安定した結果につながります。

僕自身も「ここまで伸びるはずだ」と強気に構えていたせいで、せっかくの含み益を失った経験が何度もあります。その反省から、直近の節目や半値戻しなど、確実に取れる位置で利確するルールを作りました。結果として勝率が安定し、資金管理もしやすくなりました。

利確を「ほどほど」で済ませるための考え方は以下の通りです。

  • 欲張らずに直近の節目や半値で確実に利確する
  • 値幅が大きい局面ほど早めの手仕舞いを意識する
  • トータルで利益を積み上げる視点を持つ

こうしたスタンスを取ることで、一時的な大勝ちよりも長期的な安定利益を得やすくなります。

感覚に頼らない再現性を高めるルール化

トレードにおける最大の課題は「感覚で判断してしまうこと」です。形が少し崩れたダブルトップをどう捉えるか、サードアタックを何pipsの差で失敗と見るか、これらを曖昧にしておくと、検証と実践で結果が一致せず、再現性が失われます。

僕自身も過去には「なんとなく良さそうだから入った」という裁量的なエントリーで失敗を重ねました。しかし、許容できる山の高さの差や損切りの条件を数値でルール化してからは、迷いが減り、トレードの一貫性が大きく改善しました。

ルール化で再現性を高めるためのポイントは以下の通りです。

  • 各パターンごとに許容誤差を数値で定義する
  • 損切り条件や利確目標をあらかじめ決めておく
  • 検証と実践で同じ基準を適用する

明文化されたルールは、自分の感覚を抑制し、安定したトレードを支える強力な土台になります。

まとめ

チャートパターンはFXにおける重要な武器ですが、形そのものにとらわれすぎると実戦で使えなくなります。大切なのは「出現する位置」と「自分なりの基準」を明確にしておくことです。

特にブロードニングフォーメーションのような不安定な相場では、反発狙いと明確な損切り設定が効果的で、王道パターンは上位足の環境と組み合わせてこそ威力を発揮します。

さらに、応用的なパターンも含めて「信頼度の高低を把握しておく」ことが重要です。ダイヤモンドフォーメーションのように難易度の高い形は参考程度にとどめ、フラッグやレンジのようなシンプルで再現性の高い戦略を優先すべきです。

最後に、トレードは感覚で行うものではなく、ルールで繰り返すものです。サードアタック失敗やスパイクのような急変動も、あらかじめ基準を持っていれば冷静に対応できます。利確も「ほどほど」で十分。確実に積み上げる姿勢こそが、長期的な利益と安定したメンタルにつながります。

この記事を通じて、自分のトレードに「形ではなく位置」「感覚ではなくルール」という軸を取り入れれば、チャートパターンはより実践的で強力な武器になるはずです。

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