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【FX】環境認識マルチタイムフレーム分析(MTF分析)の本当のやり方

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環境認識(マルチタイムフレーム分析)がしっかり出来るようになればトレード後に逆行するといったことも少なくなりますので、必ず会得するようにしていきましょう。

どんな手法でもこの環境認識(マルチタイムフレーム分析)は使えますので、出来るようにしておきましょう。

環境認識(マルチタイムフレーム分析)が出来るようになると、エントリーの手法の本当のポテンシャルを引き出せるようになります。

マルチタイムフレーム分析を動画で見る

マルチタイムフレーム分析とは

環境認識(マルチタイムフレーム分析)とは、異なる時間軸のチャートを見て上位足のトレンドなど把握して下位足でエントリーポイントを探す分析方法になります。

各時間足でトレンドの方向など違います。それを複合的に分析して優位性のあるエントリーを見つけていくのが環境認識(マルチタイムフレーム分析)になります。

エントリーの必須スキルとも言えるものです。基本的には順張り(上位足に対して)でのエントリーを考えますが、上位足で抵抗される部分がないか。あれば逆張りも視野に入れていきます。

環境認識とマルチタイムフレーム分析は違うというトレーダーもいますが、その辺りはそのトレーダーが違いをつけているだけなので一緒と考えてもいいですし、違うと捉えても問題ありません。

相場には長期足・中期足・短期足といわれる時間軸があり、トレードする手法によってそれぞれどの時間軸が長期で短期なのかは違います。

僕はデイトレーダーなので僕のを参考にするのであれば

長期足
日足・4時間

中期足
1時間

短期足
5分・15分

といった感じです。

相場は大きな時間軸、長期足には短期足は勝てないので、まずは大きな時間軸がどのような相場を把握する必要があります。

例えば長期足では上昇トレンドだけど短期足では下降トレンドということがあります。

そういう時に短期足のトレンドは長期足に負けてしまうので、長期足が上昇トレンドであれば短期足でも下降の波は様子を見て見送り、上昇に転じた時にエントリーしていくといった感じです。

長期足にトレンドが出ているのであれば短期足でも同じ方向にエントリーする方が優位性の高いトレードが出来ます。

こういった異なる時間で分析してエントリーポイントを探っていくことは非常に優位性の高いトレードが出来るようになるので吸収していきましょう。

最初は大きな森を見て、徐々に小さな木を見ていくイメージですね。時間軸によって見えている景色が違うので、その景色を一つ一つ整理していきましょう。

環境認識(マルチタイムフレーム分析)をする意味

リスクリワードが良いトレードをするため

上位足に順張りでエントリーするのであれば、極論下位足なんか見ずに上位足を見てトレンドが出ている方向にエントリーすればいいのではないかと考える人もいます。

ただそういったエントリーは短期的には大きく逆に振られてしまう可能性が高まります。

そこで下位足も分析する環境認識(マルチタイムフレーム分析)の出番です。

エントリーのタイミングは取る下位足まで分析する時間を落とせば、損切りなども上位足だけで判断した時よりも手前に置くことが可能になることが多いです。

そうすることでリスクリワードの良いトレーが出来るようになります。

マルチタイムフレーム分析をやるのに必須なスキル

環境認識(マルチタイムフレーム分析)はトレンドを把握することが大事になります。

しかしこのトレンドの把握にはダウ理論の押し安値・戻り高値をしっかりと理解していないといけません。

この部分が曖昧では環境認識(マルチタイムフレーム分析)をどんなにやっても一向に分析力は向上していきます。

こちらの動画で押し安値・戻り高値について詳しく解説していますので、必ずこちらを見てからマルチタイムフレーム分析をやるようにしてください。

トレンドの把握方法を間違えずにやる方法

マルチタイムフレーム分析のやり方

それでは実際にどのように環境認識(マルチタイムフレーム分析)をしていくのか見ていきましょう。

相場を分析する際はまず長期足から見ていきます。

理由は長期足の流れが大事だからです。短期足は長期足からみれば小さな流れです。小さな流れを見ることも大事ですが、まずは大きな流れがどっちに向いているかの方が大事になります。

理由としては単純に大きな流れに沿ってエントリーをすれば勝てる優位性が高まるからです。

5分足を見ているトレーダーより1時間足を
1時間足見ているトレーダーより日足を見ているトレーダーの方が多いので、上位足に順張りをする方が優位性の高いエントリーが出来ます。

4時間のチャート
1時間足のチャート
15分足のチャート

このように長期足から短期足に見る順番を落としていきます。この時に長期足がどの時間軸で短期足がどの時間軸でというのは普段自分がエントリーしているところで決めていってください。

4時間
上昇

1時間
上昇

5分
上昇

これなら文句なく基本はロングのエントリーを考えればいいですね。では

4時間上昇

1時間上昇

5分下降

こうなった場合はどうすればいいのでしょうか。

これは5分足が上昇になるのを待ってロングでの入り場を探していきます。やはり長期足での押し目や戻りの部分では短期足では上位足と逆のトレンドが出ますので優位性を上げたいのであればしっかり長期足と同じ方向になるのを待ちましょう。

このように全体のトレンドがバラバラなことも普通にありますので長期足にとって順張りかどうかまずは見ていきましょう。

4時間足や1時間足では上昇しているのに5分足では誰がどう見ても下降トレンドの際にショートでエントリーしていく時は、いつも以上に慎重にそして明確な根拠が必要になってきます。

もちろんそういった逆張りを専門にしてしっかり稼いでいるトレーダーも多くいますが相応の経験が必要だと思っておきましょう。

下位足でエントリーポイントを探していく

実際に長期足で分析をしたあとは短期足でエントリーポイントを探しにいきます。この時に長期足がどっちにいくかわからない時は無理にエントリーする必要もありません。

では4時間足・1時間足が上昇トレンドの場合はどうやっていくのか

これは今までの説明で分かる通り、ロングのポジションを保有したいですよね。なので5分足でロングでエントリー出来る場所がないか探しにいきます。

このように環境認識(マルチタイムフレーム分析)は目線の固定もすることが出来ます。

ロングで入ろうと入り場を探しにいくので焦ってエントリーすることも無くなりますし、往復ビンタをもらうこともありません。

エントリーのタイミングについてはダウ理論を使ったエントリーや直近高値・安値更新などここは通常通りのエントリーで構いません。

とにかく長期足の流れには逆らわないことが重要になってきます。

月足・週足・日足・4時間・1時間・30分・15分・5分・1分

この左側の流れに右側の流れは勝つことが出来ません。なぜ短期足をみるのかというとエントリーポイントを絞り込むためです。

この辺りは個人の裁量が影響してきますのでこれが正しいというものではないですが、僕の基本的な環境認識(マルチタイムフレーム分析)は、日足・4時間で流れを確認して、1時間に落として入りたい候補の位置まできたら、5分や15分に時間を落としてエントリータイミングを探るという感じです。

デイトレーダーなので週足や月足まで広げてそこまでも考えてしまうとエントリー出来ない日がかなり増えてしまいますし、月足の流れよりも圧倒的に今日のエントリーで考えるなら4時間足などの方が大事になります。

このように自分が普段エントリーする時間から離れすぎる部分まで判断材料に入れてしまうとエントリー出来る部分が少なくなってしまいます。月足から1分足まで同じ方向を向いている時まで待っていたらエントリー出来ません。

今のポジションが上位足で見ていったいどうなんだ。買い時なのか、売り時なのか。長期も中期も短期も同じ方向向いているのが好ましいと言いましたが狙いたいのはこの短期足だけが違う方向を向いている時です。

この時にトレンド転換して長期足と同じ方向を向く時に入り場を探すといった感じですね。

長期足の方向に対して下位足が逆行するタイミングチャンス

その後下位足が上位足に順張りの方向に向いた時を狙う

分からないところ・難しいところではやらない

環境認識(マルチタイムフレーム分析)では優位性の高い部分が分かると言いました。

それであれば優位性があまり見出せないところ、難しいところも分かるということです。

これに関してはこちらの動画をチェックしておいてください。

難しい相場の見抜き方

マルチタイムフレーム分析実演

ではここで実際にマルチタイムフレーム分析をやっていきます。

日足見て4時間見て1時間見てエントリーできそうなら15分を見る

4時間のトレンドを見る
1時間で4時間のトレンド方向に入れるところがないのか見ていく
そろそろ入り場だなと想定したところで5分・15分に落として入り場を探していく

マルチタイムフレーム分析まとめ

長期足で相場の大きな流れを確認して、中期足で実際のエントリーする方向を決めて、短期足でエントリータイミングを見極めに行く。

どの時間が長期で中期で短期なのかは自分がトレードをしようとしている時間軸で違うので、自分の時間軸に合わせてマルチタイムフレーム分析をやっていきましょう。

上位足の方向にエントリーすることが大事

逆張りする場合は相応の根拠を

逆張りはレンジに入るなど難しい相場にもなりやすく、終わった後のチャートなら勝てるけどリアルタイムでのエントリーで持ち続けることが難しい場面も多い。

環境認識(マルチタイムフレーム分析)といえどもマルチになりすぎるとなかなかエントリーは出来なくなってしまいます。

月足・週足が向いている方向と日足・4時間足が向いている方向が逆だった場合エントリーが出来なくってしまいます。月足まで分析に使うメリットはデイトレーダーにはあまりありません。

自分が長期足だと考えているところから短期足までで分析をしていきましょう。もちろん月足・週足などで意識されているラインはそのまま意識していきましょう。

あくまでトレンドの波は普段自分がやっている手法に合わせてみるべきところだけ見ていくべきものだと考えておきましょう。

伸び切ったところでのエントリーは危険

日足で分析してその後5分足とかやってしまうと時間軸に開きがありすぎるのでうまいこと行かないことも多い

離れすぎすの時間が大事

マルチタイムフレーム分析は当然分析はもちろん、エントリーから決済まで使えるもの

マルチタイムフレーム分析はエントリー手法ではなく、準備段階にあたります。

マルチタイムフレーム分析を行った上で、自分の手法を加えてみてください。劇的に進化するかもしれません。

マルチタイムフレーム分析だけどもマルチになりすぎない

各時間足の押し安値・戻り高値を把握
これでトレンドの把握出来るので上位足に対して順張りでポジションをもてるエントリーポイントを探す

その際に上位足でトレンド方向にエントリーするのに邪魔な抵抗帯がないか確認

エリオット何波目か